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ROOTER Engineer Blog

IDCFクラウドをゴリゴリに使ってクローラを運用してみた

山本ゆうごです。会社ブログ一個めです。

ルーターはIDCFクラウドを使っています。


IDCFクラウド -使いやすく、パワフル|IDCフロンティア

 

一台ミニマム月額500円というお安い値段ですね。チカッパとかそういうれんたるサーバ並です。

これを実際に業務(大半はクローラー)で使ってみるとどうなるかをお披露目したいと思います。あんまり節約を考えずにさくっと業務に使うと、1月は20万ちょっとのコストでした。

一ヶ月20万円の内訳

  • 仮想マシン ¥46,860
  • IPアドレス ¥5,000
  • ボリューム(ルートディスク・データディスク)¥26,964
  • アーカイブデータ ¥108,714
  • ネットワーク転送 ¥0

CPUスペックは一番下でオッケー

クローラーは相手サーバに負荷をかけないようにsleepを挟むので、実はCPU負荷ってあんまりないんですね。だからCPUは一番下の、light.S1 というタイプを使っています。ちなみに、ちょっとでもグレードを上げると途端に価格が上がってくるので、サーバ分散力がそのまま、コストに跳ね返ってきます。

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待ちの発生しないバッチ処理を回すときとかはCPUを上げたりしていたのですが、やっぱり200円と数千円の差は大きいので、簡単に済むのであればチューニングをして、VMコストを抑えるようにしています。highcpu.XL16をほぼ一ヶ月立ち上げっぱなしにしていたのがコストの大半です。

転送料金は気にならない

転送料金はゼロですんでいます。3,240GB/月まで無料なのでその範囲で収まっているんだと思います。Webのサービスを始めるとここの転送量が増えてくるんでしょうけど、大きなデータはCDN配信にするんだと思います。

IPアドレスは一個500円

10個ばかしIPアドレスをもっていますので、月5000円です。不要な時には返せるので、便利です。

意外にデカかったアーカイブ

アーカイブデータに10万円も使っています。IDCFクラウドってコンソールが日本語だってところも手伝って、スナップショットを取るが楽ちんなんですね。

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バックアップを戻すのも、ボリュームをアタッチしなおせばいいだけなので、バージョン管理かってくらいにまめにスナップショットをとっていましたが、結構ここがコスト的にでかかったです。スナップショットの数を減らして、バックアップはGoogleCloudStrageにすることにしました。このバックアップ方法ままた別の記事で。

ちなみにアーカイブの料金は、0.06円/GB・H という価格。高くないと思ったけど、数百Gのスナップショットをいっぱい取ると、結構な値段になる。

予算アラートもまぁまぁ便利

スナップショットに意外に金がかかってるのを気付かずに過ごしていたので、それからは予算アラートを使うようにしています。

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月初めの一週間くらいでこんだけ超えちゃうとちょっときついよなぁという値段を設定して、様子を見ています。以上を工夫すればもうちょっとケチケチしながら運用できるのではないかと思っています。

 最後に

一台月額500円は本当に安いです。オフィスを結構移動する機会が多いので、30分程度のバッチ処理を自分のノートPCで流すのが実は難しい。その場合には、VM上で処理を流しっぱなしにして、パソコンをパタリと閉じるという仕事のスタイルが確立されてきました。